膀胱鏡検査 ~膀胱鏡検査とは~ 「膀胱鏡」は尿の出口である「外尿道口」から内視鏡を入れて、膀胱、尿道、前立腺を観察する検査です。 当院では軟性鏡を使用しています。 先端にビデオカメラが装着されているので、大きな画面を患者さんに直接ご覧いただきながら、医師が観察・説明を行います。 〈目的〉 血尿や尿路感染症(膀胱炎など)、尿失禁、排尿障害などの原因を詳しく調べるために行います。尿道、膀胱内の炎症、腫瘍や結石などの病変を確認できます。 また、膀胱腫瘍手術後の定期検査として、再発、経過観察のために行います。 〈検査の流れ〉 看護師が説明を行い検査用のベッドに横になります。 カメラ挿入時に表面麻酔効果のあるゼリーを使用します。 挿入時は力を抜いてゆっくり深呼吸を行います。 膀胱内を生理食塩水でふくらませたり、吸引したりしながら観察します。 清拭し、終了です。 初めて施行された女性の患者さんは「緊張したけど、思っていたよりずっと楽でした」 男性の方は「もっと痛いかと思った」「膀胱の中を初めて見ました」「腫瘍が再発していなくて安心しました」などのお声をいただきます。 検査後は、痛みや血尿が出る場合もあるので、十分に水分摂取pし尿をたくさん出すようにしましょう。 看護師 松尾